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いじめで学校行けなくなったとき

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またろう君の中学二年生の時 (公立中母)

過去のブログ記事を拝見しました。またろう君が落ち込んでいる時、どのように家庭で対応されていましたか?我が子は娘です。女子グループに馴染めていませんが、どうにかこうにか通えています。ひとりでも友達作ってくれーと祈るばかりです。
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公立中の中学二年生男子というのは、「親うぜぇ」「先公うぜぇ」の嵐が吹き荒れていて、まぁ自分たちでも何にムカついてるのかわかんないけどエネルギーが渦巻いていてという感じです。保護者会に行くと、「ふと出かけていこうとするから『どこへ行くの?』とか『何時に帰るの?』とか聞こうもんなら『うっせぇババア!!』と、こうですよ」と嘆く声が。

それはー、親としてはかわいくないですけど、正常な(定型な)発達段階にある男子たち。親や先生より、友人、ということで極端につっぱる時期を経て大人になっていくのですね。でも、またろうはまだ親や先生にもふつうに話すけれども、そうじゃない級友たちからは激しく浮いてしまったのです。

またろうは、特に誰かから恨みを買うタイプではなかったし、誰かとつるんでパシリをさせられていたわけでもないので、いじめといっても固定のものはなかったようです。

不特定の、たまたまそのときイラッとした子がそれをぶつける誰かを選ぶとき、安心してターゲットにできる(?)反撃しない誰か。それがまたろうという感じで、「石を投げる」「足を引っかけて転ばせる」「上履きに画鋲」「ジャージをゴミ箱に捨てる」などなど、バラエティーに富んだ、でも比較的単純ないじめの数々。

手の込んだものとしては、「別のいじめられっ子B君に命じてまたろうを殴らせる」とかありましたけど…

またろうは、被害を避けるためによく「休み時間は図書室で過ごす」ということをしていました。そうすると偶発的に何か降りかかってくるのをある程度避けられるようなのですが、欠点としては、なにしろまたろうなので、時間どおりに教室に戻ることができず、遅刻したりという事故(-_-;; もよくありました。

こういう状況の中で、家庭での対応といっても、先生に話をしに行ったこと(あまり役には立ちませんでしたが)、家ではふつうに穏やかに過ごすこと、本人が体調不良(ということはつまり気持ちの落ち込み)で学校を休むというなら休ませることくらいです。

結局、中二の終わりごろは持続的に微熱のままという不登校状態になってしまいましたが、クラス替えで大幅状況改善して、中三からはまた学校に行けるようになりました。クラス替えのときに配慮があったように見えるので、そうだとすると親が先生に話をしにいったのも無駄ではなかったのかもしれません。

…こういう状況ですと、おそらくは女子がグループに馴染めないという悩みとはかなり違った世界かと思われます。

共通することとしては、友人が何人かいれば被害を避けやすいということです。

またろうは、対人関係能力が低いというわけではなく、特に後輩からはわりと慕われるたちですけど、中二のクラスの中ではうまく友だちを作ることができませんでした。

一人だけ、安心していっしょにいられる友だちがいたのですが、彼もなんというか弱いポジションであったことから、クラスでの立ち位置改善にはならなかったようです。もちろん、またろうの気持ちとしては大きな支えであったので、大人になってからも、たまに会って映画を見に行ったりしています。

女子のグループといっても、グループに取り込まれていない、馴染めないでいる子がほかにもいるのではないでしょうか。思い切って声をかけてみれば「友だち一人」少なくともいっしょにいられる人が見つかるかもしれません。ただ、それだけだとクラス内での居心地がよくなるかどうかは微妙です。気持ちの上では多少楽になります。一人ではなく数人に増えてくるとだいぶ違いそうです。

もう一つの道は、誰といっしょでなくてもたんたんと過ごすことです。気の合う人がたまたまいなければわざわざ友人をつくらなくてもいい、そしてグループのことも気にせず過ごすことです。気持ちの上でほんとうに割り切って、切れてしまえばあとはあまり構われずに放っておいてもらえるかもしれません。

いずれにせよ、グループの力関係で常に綱引きの渦巻く公立中女子の世界は、不向きな人にはつらいところです。私は結局リタイアして私立へ逃げたのだし、娘は最初から私立へ入れてしまったし、あまりアドバイスができるような状況ではありません。

家でできる対応というのは、学校での居心地を良くするというより(それは現実問題不可能だと思います)、「その」学校というのが全世界でないということを誠心誠意伝えることが最重要ポイントだと思います。子どもにとって、通っている学校というのは所与のもの、変えられないもので全世界のように見えるかもしれませんが、実際はあまたある学校のひとつに過ぎず、転校することも、不登校することもできるし、塾や習い事など学校以外の場もあるし、また高校生になれば違った場へ行くわけです。特定の学校というものが、世間全体からみてほんのちっぽけなものであること。渦中にあるとなかなか実感しづらいかもしれませんが、ソコがとても大切なところなんです。

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コメント

[C335] ありがとうございます

取り上げて頂き、ありがとうございました。実は、不登校、保健室登校、転校と全て経験しました。今は学校へ行っています。家族も大変でしたが(メンタルやられました)、本人の頑張りも相当でした。が、まだ安心出来ません。時々気持ちが揺れます。クラスには群れない女の子があと二人居るらしいですが、かといって同盟を組むという感じでもないようです。群れる女の子達の意見が通りやすく、少数派は従うしかなく、悪口やイヤミを言われる事もあります。中学は、親としては私立をかなり勧めましたが、娘は『また知らない人ばっかりの所には行きたくない』と、頑として受け入れず、今に至ります。時々弱音を吐く娘に『だから言ったのに…』と怒りをぶつけたくなる時もあります。堂々と不登校させるのがどれ程大変か世間の方はご存知ないでしょう。まず世間がほっといてくれません。いじめた方は、カウンセリング受けず『正常扱い』で、こちらは医療機関へ行かざるを得なくなります。発達障害かどうか確かめて来いと。いじられる私が悪いのだと、本人は傷を負います。海外逃亡が一番効果がありそうですが、そんな事は一人っ子にしか出来ません。不登校のご家庭は、子どもに広い世界を見せるために、何百万という出費をされるのです。一族を巻き込む事態です。
『義務教育』という言葉にどれ程翻弄されたかわかりません。今は、良い学校と先生に恵まれています。要は、どこにでも存在する一部の心ない人達と本人の(本人にも分からない)気持ちなのです。女子なのに遊戯王が大好きです。これでは難しいてすよね、友達作り。開き直りしかないかもしれません。
  • 2016-06-12 22:13
  • 匿名
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[C337] Re: ありがとうございます

海外逃亡(^^;; 確かにものすごく事態が変わるでしょうがそんなことを気軽にできるわけもありませんね。

いじめられる側はいろんな手立てを考えたり専門機関に相談しに行ったり、あれやこれや心をすり減らし時間もお金も使うのに、いじめた側は何も負うことなくのうのうと学校生活を送っていると思えば、それはもう心穏やかでいられるわけもないのは当たり前です。

まぁ、いじめた側も別に得をしてるわけではないとも思うんですけどね…

意識していないかもしれないけど、だいじなものをすり減らしてると思うし、
やっぱり将来幸せになることを考えると足をひっぱるほうに働く負債を蓄積しちゃってるんじゃないかなと思います。

つまり両方損しかしてないんですよね(もちろんいじめられた側は大損)。あほですよねほんと。

これまで親子でいろいろ試してがんばって、前よりは学校や先生に恵まれて落ち着いた空間を手に入れられているのですね。
さらに(同好の士も見つからない中で)友だち探しというのは、できたらそれはそれでいいけれど、無理にがんばらなくてもいいような気もします。高校で世界が変わって楽になるかな…
  • 2016-06-16 20:18
  • andantedandanto
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Author:andantedandanto
本館ブログは
「アンダンテのだんだんと日記」
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アンダンテ: 優雅な生活を目指す会社員。趣味はピアノとバイオリン。
またろう(国立大三): 高専を卒業して大学編入。一人暮らしが始まった。いつでもまったりマイペース。
こじろう(私立大一): 異星人感覚の持ち主だったが地球人に成長した。
はなひめ(私立中三): 女子中ライフ満喫中。
よしぞう: アンダンテの夫が務まる類稀な資質の持ち主。

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