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発達凸凹といじめ

発達凸凹だと虐待が起こりやすいのと同様、学校でのいじめもやっぱり起こりやすい。

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なにしろ、ツッコミどころが満点なうえに、友だちが作りにくかったりする子も多いのだから。孤立してる子は狙われやすい。

またろうの場合、一般的な意味でコミュニケーションが苦手かというとそういうわけではなく、お年寄りから赤ん坊まで、幅広い年代と相性よく、良好なコミュニケーションを作れて、上からはかわいがられ下からは慕われるといってもいいくらいなのに、クラス内では孤立しがちだった。

何がいけないのかと考えるに、やはり興味関心とか、友人や先生との距離感とか、そういったことが同年齢の子たちとなんとなくずれていて、浮くということ。まさに発達凸凹。そういうことが、異年齢相手だと問題にならないけど(違って当たり前だから)、同学年だと気になるというのはあると思う。

ツッコミどころのほうは、たとえば服の着方が間違ってたりとか、忘れ物が多かったりとか、授業中の立ち歩きとか、出し抜けな発言とか、まぁどうにもこうにもいろいろ…親が知ってるだけでもたくさん。たぶん、預かり知らないことも星の数ほど。

親からの虐待というのは、ほんとうに逃げ場のない家庭という囲われた中で起こることだし、学校というところも、逃げ場がないとまではいえないかもしれないけど、精神的にというか実際問題逃げにくい。エスカレートしてきた場合は深刻なトラウマになることも起こってしまう。

いじめを回避するために親にできることはあるかというと、ないではないけれどかなり限定的だ。

小学校、特に低学年のときであれば、考えられるのは、親のテコ入れで、馴染みの、味方になってくれるクラスメイトを作ることと、「ツッコミどころ」を極力減らすことだ。

つまり、できれば小学校に入る前から、よく一緒に遊ぶ馴染みの子を複数作っておく。幼児期には、親の都合で遊べたり遊べなかったりするわけだから、なるべく、いっしょに楽しい時間を過ごせるようにさりげなく場を設ける。

このことは、まったくそんな(いじめ防止とか)意識はなかったものの、結果的にはかなりやってたと思う。

またろうの通っていた認可保育園と、小学校は近所も近所、お隣だったので、ごっそり何人もの子がいっしょに入学した。保育園でオムツのころから馴染みの子たちは、それぞれまたろうの特徴も苦手なこともよく理解しているし、後々まで自然によくサポートしてくれた。私とよしぞうは、保護者会の委員とかをわりと積極的に引き受けて、親睦会の企画をしたり、あるいはふだんでもいっしょに遊ばせたり、写真係や文集係など得意なものを買って出て親同士親しくなったりとか、けっこうマメにやっていたのでこれはよかったと思う。またろうのためにやっていたというよりは、やりたかった(親同士親しくなりたかった)だけなんだけど。

最大の努力は「引越しをしないこと」だろうか。よしぞうが大幅な職場引越しに巻き込まれたときも、とにかくまたろうみたいな子を育てるときは「土着」的に育てるのが大事なんじゃないかという勘みたいなものがあって、それにこだわって乗り切ったから。

一方、「ツッコミどころ」を減らす努力は、もっとしてもよかったかなと今では思っている。

「この年齢ならこのくらいできないと」を基準にそれをさせようとガンバルのではなくて、親がカバーできるところはしてしまって、本人ができる範囲を小出しに広げていくスタンスのほうが、学校に対してにじみ出る「失敗」も少なく、またろうの成長という意味でもかえってそっちのほうが話が早かったような気がするのだ。

なんなら、ランドセルの支度をあらかた親がしてしまう…そして、「ひとつ」自分でやることを作って習慣化していき、定着したらいっこ増やす。そのくらいでよかったなーと。一年生のとき、何もかも自分で支度させようとして、すごく時間を使って親も子も消耗して、そのあげく忘れ物多数で、またろうのお仕度技術はあんまり向上してないんだから、あの労力はなんだったんだろうって思う。

もっとも、そうやって親がカバーできる範囲というのはたかが知れているし、学年が進むにつれてその範囲は小さくなる。

またろう小学校時代は、なんだかけっこううまくいってしまったのだけれど(事件はたくさんあったが)、それは担任の先生の力量によるところが大きいと思う。

またろうの特性をよくわかっていて、足りないところのカバーをしつつかんばらせつつ、よいところはみんなの前で認めてほめて、またろうの「地位」がだら下がりしないように極力努めてくれたのだ。結局、またろうは小学校を卒業するまで、幼馴染や先生にさりげなくフォローされながら、たいした劣等感もいだかず、ひどいいじめに遭うこともなく過ごせた。これは、またろうにとってとっても貴重な財産だと思う。

より幼いときにこそ、心が作られるとしたら、人生のスタートに近い小学校時に、必要以上のダメージを受けずに済んだことは、またろうのなんというか心の健康の土台というものにきっと役立っていることだろう。

あらかたは、親の力ではなくて、またろうの担任の「引きの良さ」に負うところが大きいのだが。

そして、中学校はそううまくはいかないのだった…(つづく)

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コメント

[C156]

はじめまして。またろうさん、うちの息子と似ているように感じました。今、小3です。高学年の話、中学の話、とても気になります。過去のブログも、ゆっくりみさせてもらいますね。

[C157]

頷きつつ読みました。
うちもコミュニケーション能力は低くなく、年上にはとても可愛がられ、年下の面倒をよく見るので好かれ、でも同級生の中では浮いている・・同じです。

年上年下から普通より好かれる息子が、逆に同級生には異質に見えるんでしょうねぇ。
人懐こく明るく、女の先生には本当に可愛がられる息子なので、同級生からの反発も怖い今日このごろです。

またろうくんの高専以降の友人関係はどうなっていきましたか?
またいつか書いていただけたら嬉しいです。
  • 2015-01-16 10:35
  • シルク
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  • 編集

[C159] >Nuttyさん

はじめまして!!
なんだかんだで一番大変なのはやっぱり幼児期だったとは思うんだけど、困難がどんどん形を変えていく感じで、その年齢なりのややこしさがありますね。

特に中学がストレスフルだったな~またろうの場合はね。

このブログ、時系列がぐじゃぐじゃになってて読みづらいですね(^^;; 学年別に読みたいときは「カテゴリ」からご覧ください。
  • 2015-01-16 15:55
  • アンダンテ
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  • 編集

[C160] >シルクさん

そうそう、同じ学年とだけ特に難しいってのがありますよね~。あんまり本とかで読んだことないんだけど、きっとそういう子はけっこういる。

高専も、中学ほどではないけれど難しいところはあったんじゃないかな。親から直接見える部分がないからよくわかんないんだけど。それが、留年したらけっこう解決したみたいで…そんなの、ふつうお奨めできない解決法じゃない(笑)
  • 2015-01-16 16:00
  • アンダンテ
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プロフィール

andantedandanto

Author:andantedandanto
本館ブログは
「アンダンテのだんだんと日記」
アメーバ別館ブログは
「アンダンテのAmeba別館」

アンダンテ: 優雅な生活を目指す会社員。趣味はピアノとバイオリン。
またろう(国立大三): 高専を卒業して大学編入。一人暮らしが始まった。いつでもまったりマイペース。
こじろう(私立大一): 異星人感覚の持ち主だったが地球人に成長した。
はなひめ(私立中三): 女子中ライフ満喫中。
よしぞう: アンダンテの夫が務まる類稀な資質の持ち主。

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